配送会社別の重量制限(lbとkg)早見表
荷物を発送するときの重量制限は「これだけ」と一つに決まっているわけではありません。配送会社、サービスの種類、発送先、そして場合によっては荷物の寸法によって変わります。上限をわずかに超えただけでも、料金帯が変わったり、受付自体が不可になったりします。
この記事では、米国の主要キャリアと国際配送でよく使われるサービスの重量上限を、ポンドとキログラムの両方で整理します。細かい換算は 重量コンバーター を使うと確実です。
なぜ両方の単位が必要なのか
米国内向けの配送では(USPS、UPS、FedExなど)重量をポンドで扱うのが一般的です。一方、国際キャリアや米国以外の郵便事業者はキログラムを使うことが多いです。海外発送や料金比較をするなら、両者の換算が必要になります。
基本の換算: 1 lb = 0.4536 kg、1 kg = 2.2046 lb
- 70 lbs = 31.75 kg(米国内の小包サービスでよくある上限)
- 150 lbs = 68.04 kg(重量物が貨物扱いに近づく目安)
- 50 kg = 110.23 lbs
- 30 kg = 66.14 lbs(国際航空貨物でよくある上限)
USPSの重量制限
| サービス | 最大重量 |
|---|---|
| First-Class Mail(手紙/大型封筒) | 3.5 oz(99 g) |
| First-Class Package Service | 13 oz(369 g) |
| Priority Mail | 70 lbs(31.75 kg) |
| Priority Mail Express | 70 lbs(31.75 kg) |
| Priority Mail Cubic | 20 lbs(9.07 kg) |
| USPS Retail Ground | 70 lbs(31.75 kg) |
| Media Mail | 70 lbs(31.75 kg) |
| USPS Connect Local | 70 lbs(31.75 kg) |
USPSの小包サービスは、基本的に最大70 lbsが一般的な上限です。これを超えると、貨物(freight)ルートでの取り扱いが必要になります。
First-Class Package Serviceは13 ozが上限で、これを超えるとPriority Mailなど別の小包サービスに切り替える必要があります。ここは料金が跳ね上がりやすい典型例です。13 ozを「ほんの少し」超えた14 ozの荷物が、送料が倍〜数倍になることもあります。
UPSの重量制限
| サービス | 最大重量 |
|---|---|
| UPS Ground | 150 lbs(68.04 kg) |
| UPS 2nd Day Air | 150 lbs(68.04 kg) |
| UPS Next Day Air | 150 lbs(68.04 kg) |
| UPS Worldwide Expedited | 150 lbs(68.04 kg) |
| UPS Simple Rate(1個あたり) | 50 lbs(22.68 kg) |
UPSは多くのサービスで1個あたり最大150 lbsまで対応でき、USPSより上限が高いのが特徴です。70〜150 lbsの荷物には、外装に「重量物(heavyweight)」ラベルが必要になります。150 lbsを超える場合は、貨物扱いで発送します。
またUPSは重量に関係なく、長さ+胴回り(length and girth)が一定以上の「大型荷物」に対して追加料金(large package surcharge)を課します。これは実重量とは別に発生する、容積重量(DIM weight)の考え方と関係します。
FedExの重量制限
| サービス | 最大重量 |
|---|---|
| FedEx Ground | 150 lbs(68.04 kg) |
| FedEx Home Delivery | 150 lbs(68.04 kg) |
| FedEx Express(米国内) | 150 lbs(68.04 kg) |
| FedEx International Priority | 150 lbs(68.04 kg) |
| FedEx One Rate(1個あたり) | 50 lbs(22.68 kg) |
FedExの上限もUPSに近く、標準的な小包サービスは最大150 lbsです。UPSと同様に、大きい荷物では容積重量(DIM weight)が適用され、軽くても箱が大きいと実重量以上の料金になりやすい点に注意が必要です。
国際航空便(郵便系)の一般的な上限
国際発送でも、郵便事業者の航空便(エクスプレスの国際宅配便ではない)では上限が低い傾向があります。
| キャリア/サービス | 最大重量 |
|---|---|
| USPS First-Class Package International | 4 lbs(1.8 kg) |
| USPS Priority Mail International | 70 lbs(31.75 kg) |
| USPS Priority Mail Express International | 70 lbs(31.75 kg) |
| Royal Mail International Tracked | 2 kg(4.41 lbs) |
| Royal Mail International Economy | 2 kg(4.41 lbs) |
| Deutsche Post / DHL Packet | 2 kg(4.41 lbs) |
| Canada Post Tracked Packet International | 2 kg(4.41 lbs) |
郵便系の国際航空小包は、標準的な区分では2 kg(4.41 lbs)上限のことが多いです。これを超える場合、DHL Express、FedEx International、UPS Worldwideなどのエクスプレス系、または貨物輸送を使う必要が出てきます。
容積重量(DIM):サイズが実重量より優先される場合
多くのキャリアは、大きいのに軽い箱に対して容積重量(DIM weight)で料金を決めます。計算式は次のとおりです。
容積重量(DIM)=(縦 × 横 × 高さ)÷ DIM係数
DIM係数はキャリアやサービスで異なります:
- UPS/FedEx(米国内):139(インチ表記)
- USPS(Priority Mail):166(インチ表記)
- 国際:ケースにより異なるが、5,000(cm表記で結果はkg)などがよく使われます
DIMが実重量より大きい場合、料金はDIMで計算されます。
例: 24" × 18" × 12" の箱、実重量8 lbs
- DIM =(24 × 18 × 12)÷ 139 = 5,184 ÷ 139 = 37.3 lbs
- 8 lbsではなく、37.3 lbsとして請求されます
枕、フォーム、かさばる衣類など「軽いけど大きい」ものが高くつくのは、このためです。キャリアは実質的に“占有するスペース”に対して課金しています。
重量超過・サイズ超過の追加料金
絶対的な重量上限とは別に、キャリアは特定のしきい値で追加料金(サーチャージ)を課します。
UPS:
- 50 lbs超で $31.45 の追加取扱い(additional handling)サーチャージ
- 長さ+胴回り(L + 2W + 2H)が 96" 超で $105+ の大型荷物サーチャージ
- 形状が不規則な荷物への追加取扱い
FedEx:
- 96"超、または合計寸法(combined dimensions)が大きい荷物へのオーバーサイズサーチャージ
- 一部サービスで、1個あたり50 lbs超の追加取扱い
USPS:
- 70 lbs以内では明確な「重量超過サーチャージ」は基本的にありませんが、サイズ制限は別途あります
よくある品目の重量目安
梱包時は、代表的な品目のだいたいの重さを知っていると送料の見積もりがしやすくなります。
| 品目 | 目安の重量 |
|---|---|
| 文庫本 | 0.5 lbs(225 g) |
| ハードカバー本 | 1–2 lbs(450–900 g) |
| ノートPC(充電器なし) | 3–5 lbs(1.4–2.3 kg) |
| デスクトップPC(タワー) | 20–30 lbs(9–14 kg) |
| 靴(箱入り1足) | 3–5 lbs(1.4–2.3 kg) |
| 衣類(1点) | 0.5–2 lbs(225–900 g) |
| スーツケース(一般的な許容上限) | 最大50 lbs(22.7 kg) |
正確に把握したい場合は、推測ではなく梱包後の箱を実際に量るのが確実です。キャリアは「実重量」と「容積重量(DIM)」の大きい方で課金するため、軽く見積もってもメリットはありません。
重量コンバーターを使えば、ポンド・キログラム・オンス・グラム間の換算ができます。重量制限の比較や国際発送書類の記入時に役立ちます。

